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栗木義夫個展 |Yoshio Kuriki Solo Exhibition "Anthology of Works"

12月9日(金)- 12月25日(日)
水/木13:00-18:00
金/土13:00-20:00
日/月/火 休廊
※通常日曜日は休廊ですが、最終日25日(日)のみ18時迄開廊いたします。
※12月14日(水)17時迄 
※店内の換気・消毒など徹底した上で開廊致します。
 お客様には引き続き感染対策にご協力をお願い致します。

栗木義夫の作品はとにかく気持ちがいい。
立体作品、ドローイング…。
栗木義夫の頭と身体の中を通って、生まれてきたもの、というのが伝わる。
あいまいな記憶を頼りに、こねすぎることもなく、いい塩梅で、たおやかに。

「たおやか」という言葉は、日本舞踊の舞を評する時によく使われるが、
栗木作品にも通じるものがあるように思う。
日本舞踊に見る、気を乱さない沿うような動き。抑制された動き。ドローイングはもちろん、陶と鉄を組み合わせた立体作品は、同じように気を乱さず沿うような、やわらかな佇まいがある。に加え、ユーモアも。

東海地方で、指導者として多くのアーティストを輩出してきた栗木だが
(本人が話すことはなく、指導を受けた方々から伺ったり。)、現在も大活躍の著名なアーティスト達の作品にはどこか栗木イズムが流れているように思う。
栗木義夫の作品を初めてご覧になる方は、栗木義夫の作品を眺めつつ、
東海地方で学んだ数多くのアーティストの作品を思い浮かべることもひとつの楽しみ方だ。

近年はドイツでの個展を中心とし意欲的に創作・活動を続ける栗木だが、東京での個展は3年半ぶり。またもDiEGOで開催してくださることをとてもうれしく思う。
年の瀬は、今年DiEGOで展示して下さったアーティスト、出会った方、数年ぶりに再会した方、東海地方で学んだアーティスト達の作品を思い浮かべながら、栗木義夫作品のたおやかな空気に浸りたい。