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佐々木 類個展 Unforgettable Gardens 忘れじの庭 Rui Sasaki Glass Exhibiion

5月8日(土)-6月5日(土)
水/木  13:00-18:00
金/土  13:00-20:00
日/月/火 休廊日  
※最終日18:00迄
※緊急事態宣言中は店内の換気・消毒など更に徹底した上で開廊致します。お客様には引き続き感染対策にご協力をお願い致します。

白い灰になった植物は、かつての自分のように。
無数の小さな泡は、ささいな出来事のように。
それらを包む透明なガラスは、記憶の層となって静かに佇みます。
東京初の個展です。どうぞお楽しみに。

 佐々木類は、一貫してガラスを記憶の容れ物、保存メディアと捉え、作品を制作する。植物を板ガラスに挟んで電気炉で焼成したこのシリーズ作品は、佐々木が様々な土地で植物を採集して制作してきたものである。その姿を留めたまま白い灰になり、ガラスに封じ込められた植物がライトに照らし出される様は、幻想的な標本のようである。
 今回のテーマとなっている「庭」は、住人の記憶が刻まれた場である。展示は、借家の庭、実家の庭、仕事場の庭という3つの庭で採集した植物から構成される。そこに自生している植物や近しい人が植えた植物、かつての住人が植えた植物、鳥や風がもたらした植物が庭の植栽地図を絶えず更新する。見知ったはずの場所に、ある日突然見知らぬ植物が生えてくる奇妙さは、過去から現在へと繋がる時間と、折り重なった土地の記憶を作家に気づかせる。プライベートでありパブリックでもある、このマージナルな「庭」という場に生きる植物がガラスに保存され、集積された本展は、「忘れえぬ記憶の庭」となって私たちの中の記憶にもそっと触れてくるだろう。                                        米田晴子:姫路市立美術館学芸員

佐々木 類 Rui Sasaki

1984 高知県生まれ
2010 ロードアイランドスクールオブデザイン修士課程修了(アメリカ)
修了後は、北欧や欧米を中心に様々な滞在制作招聘を受け、国内外の美術館などで展示を行う。直近では、2020年12月~2021年3月に富山市ガラス美術館で開催された「インタラクション:響きあうこころ」に出品し好評を博す。

近年、Jutta-Cuny Franz Memorial Award大賞(ドイツ)、The Irvin Borowsky International Prize in Glass Art大賞(アメリカ)、
Young Glass2017(デンマーク)などを受賞。2019年春には、Rakow Commissionを受賞し、コーニングガラス美術館(アメリカ)に大型インスタレーション作品が永久収蔵された。また、レッテガラス美術館(ドイツ)、ロンメル市(ベルギー)、エーベルトフトガラス美術館(デンマーク)、ウサギノネドコ(京都)、金沢彩の庭ホテルなどに作品が収蔵されている。

“home:INTERIOR DESIGN”や“Architectural Digest(知るべき9人の現代ガラス作家特集)”などに作品が掲載され、昨春にニューヨークタイムズ紙(アメリカ)の“Special design report”において、作家としてフィーチャーされる。
現在、石川県金沢市にて制作。

https://rui-sasaki.com